

カートリッジに関するネタが続きます。
一見すると全く何の基板だか分からないと思いますが、タイトルのとおりカートリッジの消磁を目的としたものになります。
MJ誌2020年9月号に、柴崎 功氏によって「 MC/MMカートリッジ用消磁器」の製作記事が掲載されました。これは面白そうと云うことで、確か今年の正月くらいに基板完成していましたが、ちゃんとケースに入れなきゃなというところで止まってしまい、他に色々やっている内に忘れてしまっておりました。
それで、前回記事でシェルリードの作成・交換を行ったわけですが、その際にこの基板のことも思い出しました(^^;まあ、ちゃんとケースに収めるべきですが、動作しなかったら意味がないので(裏配線はよくよく確認済みですが)、本日、簡易配線を行って動作確認をしてみました。
ところで、記事にもありますが、FIDELIXさんからも「DEGAUSS」という同様な目的の商品が出ているようです。昔、確かLUXMANでも消磁器が出ていたような記憶がありますね。記事によれば、一応回路的にはDEGAUSSとは異なる意匠のようです。
2枚目写真は、出力波形を捉えたものです。記事では、「ボリュームMAXで、周波数397Hz、ピーク値は60mV」とありましたが、当方の場合は、約441Hz、50mVと出力が少々低い値となりました(使用Trのランクによる違いかも知れません)。
結論としては、それほど期待していなかったのですが(記事でも激変したと書かれていたのですが)、音楽に躍動感が復活したというかまるで違う印象を受けました。前回記事の銀メッキOFC線の印象で、「余り銀らしさは感じない」旨の感想を書きましたが、本日消磁後に聴き直すとやはりエージングが終わっていない音だなというのが明確に聴き取れました。ちょっと、ギラギラとした感じも聴き取れますね(^^;
ということで、そう頻繁に使う物ではないけれど良いものが出来たので、いずれはちゃんとケースに組み込みたいと思います。
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