


最近、写真1枚目のものをヤフオクで落札しました。
日本ビクターが発売した、CD-4のディモジュレーター(復調器)で型番は「CD4-10」というものになります。
当時、俄に4chによる音楽の再生ブームが起こり各社が主にマトリックス方式の製品を出す中、日本ビクターは4ch全てを完全なディスクリートで再生可能とするCD-4方式を発表しました。 本機はその2代目にあたります。
ただ、多ch再生というスタイルは時代的に早過ぎた感があり、あっという間にブームは終わってしまいました。興味はありましたが、当時は中学生か高校生くらいで裕福な家庭でもなく(現在もですが)、購入は夢のまた夢でした(^^;
本機は1973年頃に発売されたものです。実に50年以上前の製品となります。品物が届いてみてビックリしたのですが、傷や錆浮き等が殆どありません。当方も、たまにジャンク品を落札したりするのですが、ここまで綺麗なものは初めてじゃないかと云っていいくらいのものでした。
出品時の説明は、お決まりの「通電確認のみ」というものでした。まあ、内部を含めての状態を見てこれは問題なく動作するなという予感がありましたが、実際に動作させてみてもその通りで完全な動作と云えるものでした。
写真3枚目は、これ用に購入したオーディオテクニカ製のカートリッジです。昨年は、光カートリッジ等かなり散財したのでゆっくり購入しようと思っていたのですが、何といつの間にか生産完了となっているのを最近知りました。そこで慌てて在庫があるショップを探して、無事入手することができたというわけです。
現時点では、あくまで機器の最低限の動作確認しただけですので、本格的なセッティング等はこれからの楽しみとなります。何を今更と思われるかも知れませんが、過去の忘れ物を取り戻すような、そんな気持ちかも知れません(^^;
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