一応、今回製作したアンプの最終的なまとめを行っておきたいと思います。

Tr7コレクターのグランド接続へのパターン変更は、やはり間違いなくこちらの方が正解のようです。最初に音出ししだした頃の、音楽を聴いていて何か落ち着かないというかざわざわとした雰囲気が一掃され、正に水を得た魚のような躍動感が出てきました。

ここでこれに気をよくして更に、以下の変更を行いました。

1.ゲート抵抗 100、1KΩについて、進の抵抗からスケルトン抵抗へ変更
2.アイドリング電流を150mAから200mAへ変更

これらの措置で更に良くなった感じがします。音離れが良いというのか、全く詰まった感じがしません。人の声も良く通ってハーモニーがこんなに美しく感じられたのは初めてかも知れません。中高域ばかりが特徴的ではなく、その弾むような分厚い低域も素晴らしいですね。

本家本元の音を聴いていないので確かなことは云えませんが、これだけの音が出るのであれば充分に代替えとして通用するのではないでしょうか。

本当にエージングされた時にどういうことになるのか今から楽しみです。間違いなく、我が家のメインアンプの座は確定です。