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最初に作った基板のアイドリング再調整を行いました。ここで、久々に大チョンボをやってしまいました。

この基板は前回、80mAほどしかアイドリングが流れませんでしたので、2段目の共通エミッター抵抗をより小さい値のものに変更してテストしようとしたのですが、全くのケアレスミスですが-電源とGNDの双方を間違えて配線してしまいました。オフセット電圧が異常に高く出たので変だなと思ったのですが、既に遅し(^^;

正しい配線に戻してもオフセット電圧は約-19Vに張り付いたままです。さすがに、気持ち的にも相当凹みましたが、気を取り直して部品のチェックを行いました。まずは、異常基板からSiC MOS-FETを取り外して正常基板のものと取り替え、正常基板でテストしてみましたが、普通に調整できましたので一安心です。

ドライバー段の2SC960がやられていれば痛いですが、今回のミスの場合一番影響を受けそうなのは、初段の一番入力に近いデュアルTr 2SC2291なので、これのみ交換してテストしてみました。

正にビンゴだったようで、オフセット、アイドリングとも問題なく調整できました。被害が最小限で済み良かったです。抵抗を交換しているので、アイドリング調整用VRを絞りきった状態でも約100mAほど流れるようになりました。最終的には、150mAに調整しました。放熱器に触った際の温かさがちょうど良い(?)感じです。

写真は、手前が今回Trを交換したもので奥側が後から作成した正常基板で、結局のところ、SiC MOS-FETをそっくり入れ替えましたので、こちらも再度調整を行っています。ちょっと精神的にも疲れましたので(^^;、今日はここまで…。