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春の作業も一段落してきましたので、数日前から写真のようにバラック状態で聴いています。

こんな状態ですので、やはり曲間ではハム音が少し気になりますが、音楽が流れ始めれば気になる程ではありません。最初聴き始めた際は、No.244と比較してもそれほど良くなった印象は受けなかったのですが、ここ数日間聴き込んでみたところ段々と本領発揮してきたようです。

No.244は、NF型の最終形と呼ぶべきもので、SAOCもシンプル化され音も一段と良くなったと感じていました。情報量もありもうこれで充分と思っていましたが、人間と云うものは実に曖昧でいい加減な生き物なんですね。いつしかこの状態が日常であり基準となっていたようです。

比較するとNo.248は明らかに更に情報量が増しているようです。音が洪水の如く聴き手に迫って来ます。これは、kontonさんの半導体版No.248を聴いた時にも感じたことと共通しています。翻ってNo.244は、敢えて云うなら「奥ゆかしい」佇まいと云えるのかも知れません。

恐らくこれらは、無帰還IVC方式の良さのみならず、入力の360Ωの抵抗追加、LA4さん推薦のツェナー・ダイオードをSAOC電源回路に採用したことなどの相乗効果なのでしょう。

こうなると、やはりプリアンプとして完成させるべく、何とかしてラインアンプも製作してみようかと思った次第です。