弐号機(408A版)については、一応完成の目途が立ちました。基本的には、403A版と同じ傾向の音でありその差は殆どありません。
と云いつつも、何か微妙な違いを感じていました。両者ともしっかりとした低域に支えられている点は共通していますが、弐号機の方が僅かながら高域の分解能で勝るような気がしていました。
よって、403A版も同一の構成とすべく二点の変更を行いました。一つ目は、SAOC用電源回路のツェナー・ダイオードを取っておきの05Z6.2Xの銀帯に変更しました。この変更で出力電圧が少し上がり約19Vとなりましたが、ここはあまりシビアではないとのことですので、制御も問題なく効いているようなのでこのままいきます。
二つ目は、イコライザー素子の抵抗で560Kが使われているのですが、入手できなかったので510K+49.9Kの合成としています。金田式では、直列合成は推奨されていませんので避けたいところですが、背に腹は代えられません。この510KΩの抵抗をニッコーオムからススムに変更しました。
二か所同時に変更してしまったので、どちらの効果が大きいのか分かりませんが、結果は思惑通りとなりました。これらにより403A版と408A版の差は感じなくなりましたので、本当の意味で完成と云えるかも知れません。
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