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MJ誌4月号で、DENON DP-5000用のターンテーブル制御アンプがNo.258として発表されました。

SP-10用の制御アンプが未完成、かつモーターそのものも未入手という状況ですが、取りあえずは、制御部を作ってみようかと思い手持ちの抵抗等の有無を調べてみました。

写真は、左から「FGアンプ&ボルテージ・コンパレーター」、「1st制御部」、「2nd制御部」です。抵抗は数個足りないものがありましたが、全て若松さんで調達できました(SEコンは除きます)。

モータードライブ・アンプについては、モーターがDP-5000(7000)かDP-80かによって製作する台数が変わってきますので、また後日揃えることにします。

[基準信号発生回路(水晶発振子)についての備忘録]

今回も水晶発振子(クリスタル)として4MHzのものが使われています。金田先生は、余裕を持った仕様表記だから問題ない旨の記述されていますが、間違いなく仕様を超えたものであり余り気持ちの良いものではありません。

確かに当方のカセット用の制御アンプでも4MHzで問題なく動作していますが、やはりプログマブル・デバイダーCD4059の個体差が影響してくると思います。

実際、前作のDP-3000用の制御アンプを製作された方のブログ記事を拝見すると、結構苦労された様子が伺えます。クリスタルが1MHzの場合は、確実に動作するようです。

気付かれた方がいるかも知れませんが、基準信号発生回路と速度切替回路のフリップフロップで使われているCMOS IC「4011」の型番が、前者は「4011UB」で後者は「4011B」が使われています。これには意味があって、UBの方が確か高速だったはずです。そのブログ記事でも、UBでないと波形が鈍ってCD4059がまともに動作しなかったとあります。

※[2018/03/16]訂正
UBの方が確か高速だったはず』ではないですね(^^;「UB」か「B」は、バッファー無しかバッファー有りかの違いでしたね。ただ、この違いでやはり動作に影響が出る場合がありますので、うまく動作しない場合は、変更してみるのも手だと思います。

今回は1MHzのクリスタルに変更して使うことにします。