2020年7月25日0001


昨日くらいに全ての配線を終え、完成しました。

ヒーター電源基板は、単体で出力電圧の確認はしていましたが、+-120V電源基板は確認していませんでした。いきなり実動作での確認ですが、+-とも無負荷で123V台でした。No.217改用電源と較べても僅かに高いようですが、まあ無理矢理調整するほどでもないので、このままでいきます。

それで早速運転試験に入ったわけですが、ちょっと想定外のことが起きました。当然、No.217改電源との比較になりますが、明らかに出てくる音に違いを感じました。何と云うか、背景雑音というのか無音部分の静けさというのだろうかこれが一段下がった感じなのです。

もちろん、No.217改電源使用時にハッキリとした雑音を感じたわけではありません。無音部分は無音なのですが…。なかなか説明し難いところでもありますね(^^;

No.217改電源との違いは、ヒーター電源の整流方式の違いと+-B電源の制御TrのSiC MOS-FETの違いがあります。同電源は、ヒーター電圧を作るために倍電圧整流を行っています。更に、イコライザー回路は+-105V、ラインアンプ部は+-120Vで、+-105Vは+-120Vから供給を受けて作るなどいろいろやっています。

電源は重要なのは承知していますが、ここまで変わるとは思いませんでした。Lアングル状態のアンプ本体部も大分エージングが進んだようで、さすが「腐っても鯛」(Western Electricに失礼か)という感じで音的に本領発揮してきたなという感じなのですが、更に相乗効果が生まれたようです。

しばらく、このまま運転試験を続けます。何かちょっと処分するのがもったいないなというように感じています(^^;