
前回のテストで高速回転した原因は、未だ掴めていません。ただ、気になる部品は交換しています。
一つは、ゲインコントロールアンプ(GC)に使用したLM13700Nですが、本来はLM13600Nを使うことになっていますが、入手困難なためと何処かで代替可能では?という話もあったので、使用してみました。
ただネットの情報では、両者でゲインがかなり違うという話もあり、部品箱をひっくり返してみたらかなり古いLM13600Nが見つかったので交換しました。
もう一つは、タイマーICのLMC555Cですが、これは思うところあって敢えて交換しました。これらを交換後、制御部の挙動を記事の調整編に書かれているとおりか確認してみたのですが、特に問題ないようです。
意を決して、モータードライブアンプ(MD)の電源配線を繋ぎ直し電源ONしてみました。ヒューズも飛ばず問題なし。ちなみに、電源トランスは使わずAC直結のため念のためヒューズ(6A)を入れています。
そして、33回転のボタンを押した瞬間、「パチッ」と音がして電源が落ちました。ヒューズが飛んだにしてもここまでは音はしないのですが、その時点は気付かずヒューズを7Aに交換。電源を入れ直しても、+側は約140Vの入力がありますが、-側は殆ど電圧が出てきません。
長々と書きましたが、やっと写真のことに行き着きます。このトランス・レスに対するラッシュカレント対策で保護抵抗がACラインに挿入されています。正にこの-側の保護抵抗がご覧のように破壊してしまったということになります。
記事では、片側0.68Ωの2個のシリーズ接続ですが、何故か若松通商さんにこの値が無いので、1Ω+0.33Ωとしました。要は、抵抗値の合計値に合わせただけなのですが、同値の2個シリーズでないとダメなのかな?
ここら辺りがよく分かっていないのですが、次回は、0.33Ωを0.47Ωに変更してして僅かに高めにしてみようと思います。ちなみに、-側のSiC SBDはこの破壊のおかげで無事だと思うのですが、念のため若松さんには追加注文しておきました。
う~む、先はとても長いですね。今更ですが、やはり、ケースを別にして電源トランスを使った方が楽だったかもですね(^^;
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