
基本的な回転制御という意味では、完成となりました!
前回の記事でちょっと意味深な文章で締めくくりましたが、実は逆転を見た当初から、心の中にある「疑念」が生じていました。
1stアンプ、2ndアンプ、云い方を変えるとモーターの1stコイル、2ndコイルの扱いが違っていて、接続が間違ってしまっているのではないかと云うことでした。
よって、1stアンプ、2ndアンプ自体は中身的には変わりませんので、単純に本来指定の入力を反対の入力へ接続し直したところ、正常な動作となりました。STOPボタンを押して停止動作させても、所定の時間経過後に停止します。もちろん、停止後に逆回転するような素振りはありません。
記事中の白黒写真で、金田先生が使用されたDP-5000の写真がありますが、不鮮明ですが当方と同じ「DP-5000F」のように見えます。モーターから出ている3本の線の色を「緑」、「黒」、「灰」と記されていますが、当方では「灰」ではなく「白」という感じでした。記事では、緑が1stコイルで灰(当方では白)が2ndコイルとされていますが、当方ではその逆ということになります。まあ、ロットが異なると微妙に変わってくることもあるでしょうから、何とも云えません。
速度調整も、それぞれ1ランク抵抗値を落として規定のスピードに調整できました。位相調整はまだオシロで調整はしていませんが、かなりピタッとストロボは停止しています。
ちなみに、あれだけ飛びまくったACラインのヒューズと保護抵抗ですが、負荷側が問題ないかせいか一度も飛ぶことはありません。場合よっては、ヒューズはA数をもう少し下げられるかもですね。
ただ実際に稼働させてみて思うのは、発熱が半端ないことですね。話は飛びますが、昨年の浦安でのDCアンプ試聴会の時、レコード再生担当のMJ誌の桂川さんに伺ったところ、「発熱がすごいよ」というご意見でした。それを正に思い出しました。
今後はもう少しランニング・テストを行ってみようと思います。このブログを書きながら、1時間ほど連続回転させています。ただこうも発熱が大きいと、単純にこの制御アンプを見ず知らずの方へそのまま渡して良いかどうか不安になってきました。
もちろん、注意書き等を一緒にお渡しすれば良いのでしょうが、金田式アンプに理解のある方ばかりでは無いでしょうし、ちょっと躊躇する気持ちがあります。
このブログを見て、この制御アンプにどれだけ興味がある方がいらっしゃるか分かりませんが、もしかするとこのアンプは自分用にして、ヤフオクへは出品を見送るかも知れません。そうなったら、申し訳ありません。
後は、リモート端子への配線が残っていますが、これも自分用とするなら配線はしないかも知れません。
コメント
コメント一覧 (12)
えふ
が
しました
あれからドライブアンプの修理を気合を入れて始めました。2ndアンプ出力FETの仰天が見つかり交換してOKでしたので、今度は1st、2ndアンプ両方を繋いで調整を始めて10分位で1stアンプの方が急に壊れました。
アイドリング電流が20mA位になりV0調整も不能となりました。
何度も過負荷でモーターを回したのでいずれかのパーツかがやられたのでしょう。
探すのも大変ですが、完成してから不具合が出るよりは早く壊れてもらって良かったとするしかありません。
今、基板も大分損傷がひどいので作り直すか思案中ですが、それにしても誤植の多さにはひどいもんですね、「その27」でご指摘があった「0.1µF+10Ω」は気が付きませんでした。
また、しばらく時間をかけて直していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
えふ
が
しました
33回転は時々ガリッと音が出て、まるで位相制御掛けすぎた時のような音です。STOP釦は押してすぐに止まります。そして45回転では高速になり、未だどこか間違っているのか制御アンプのICが壊れているか?何だろうと考えているうちに33回転も高速回転になり、これはまずいと思った瞬間1stアンプから煙が出て、ついには-70vレギュレーターもぶっ飛びあえなくまたもや、振り出しに戻ってしまいました。1stアンプは-側の出力FETがD-S間が短絡し、レギュレーターはC2240以外のTrは全滅、HZ6C2 3本ともやられてました。
「えふ」さんのヒューズを入れたことの記事を思い出しましたが後の祭りとはこのことです。
また修理をして1stアンプの調整を完了しておりますがもしかしたら、モーターがイカレテれてるのか知れません。
私もDP-3000は誤植が多かったものの難なく一発で動いてしまい、今回も何となく動くかと思いましたが今度ばかりは参りました。
新しいDPー5000を探し、SCT2450も底をついたので少し頭を冷やして再度挑戦しますのでしばらくお付き合い下さい。それではまたご連絡いたしします。
えふ
が
しました
えふ
が
しました
1stアンプ、-70vレギュレーターの修理が終わりましたが、まだDPー5000が見つかりません。この際ですから1st制御アンプの基板がICも幾度か交換して大分傷んでおり、間違い探しのつもりで作り直そうと考えています。
それで回路図と基板図ではかなり違いがありますが、特にTL082とMC14053の番号ピンが今一つどちらが正解かよくわかりません。私は基板図の通り結線しています。
それと14053の2番ピンに繋がれている33kΩですがこの値で良いのでしょうか?もう少し大きな抵抗を入れた方がいいような感じがしますがどうでしょうか。
大変お忙しいところ恐縮ですがご教授お願い致します。
えふ
が
しました
ブログの「その3」あたりからもう一度よく確認しながら、回路図とパターン図を見比べてみます。
それと14053の2番ピンに繋がれている33kΩの件ですが問題なく動作しているとのことで安心しました。どうもこう誤植が多いので余計な疑いをしてしまいました。
ありがとうございました。
えふ
が
しました