2020年9月3日0002


基本的な回転制御という意味では、完成となりました!

前回の記事でちょっと意味深な文章で締めくくりましたが、実は逆転を見た当初から、心の中にある「疑念」が生じていました。

1stアンプ、2ndアンプ、云い方を変えるとモーターの1stコイル、2ndコイルの扱いが違っていて、接続が間違ってしまっているのではないかと云うことでした。

よって、1stアンプ、2ndアンプ自体は中身的には変わりませんので、単純に本来指定の入力を反対の入力へ接続し直したところ、正常な動作となりました。STOPボタンを押して停止動作させても、所定の時間経過後に停止します。もちろん、停止後に逆回転するような素振りはありません。

記事中の白黒写真で、金田先生が使用されたDP-5000の写真がありますが、不鮮明ですが当方と同じ「DP-5000F」のように見えます。モーターから出ている3本の線の色を「緑」、「黒」、「灰」と記されていますが、当方では「灰」ではなく「白」という感じでした。記事では、緑が1stコイルで灰(当方では白)が2ndコイルとされていますが、当方ではその逆ということになります。まあ、ロットが異なると微妙に変わってくることもあるでしょうから、何とも云えません。

速度調整も、それぞれ1ランク抵抗値を落として規定のスピードに調整できました。位相調整はまだオシロで調整はしていませんが、かなりピタッとストロボは停止しています。

ちなみに、あれだけ飛びまくったACラインのヒューズと保護抵抗ですが、負荷側が問題ないかせいか一度も飛ぶことはありません。場合よっては、ヒューズはA数をもう少し下げられるかもですね。

ただ実際に稼働させてみて思うのは、発熱が半端ないことですね。話は飛びますが、昨年の浦安でのDCアンプ試聴会の時、レコード再生担当のMJ誌の桂川さんに伺ったところ、「発熱がすごいよ」というご意見でした。それを正に思い出しました。

今後はもう少しランニング・テストを行ってみようと思います。このブログを書きながら、1時間ほど連続回転させています。ただこうも発熱が大きいと、単純にこの制御アンプを見ず知らずの方へそのまま渡して良いかどうか不安になってきました。

もちろん、注意書き等を一緒にお渡しすれば良いのでしょうが、金田式アンプに理解のある方ばかりでは無いでしょうし、ちょっと躊躇する気持ちがあります。

このブログを見て、この制御アンプにどれだけ興味がある方がいらっしゃるか分かりませんが、もしかするとこのアンプは自分用にして、ヤフオクへは出品を見送るかも知れません。そうなったら、申し訳ありません。

後は、リモート端子への配線が残っていますが、これも自分用とするなら配線はしないかも知れません。