2020年10月20日0002
2020年10月20日0003


本年の家事作業も一段落したので、デジタル音源の試聴システムをご覧の物に組み替えました。

たぶん、ものすごくチープなものに見えると思いますが(^^;、これがどうして並はずれた音で聴けてしまうのです。DACチップは、フィリップスのTDA1545Aという8p DIPのものです。(1993年製)

このDACチップ、実は今はやりの「I2S」フォーマットではなく「RJ16」(右詰16bit)という特殊なものなのです。なので、「CPLD」を使ってraspi3BのI2S出力をRJ16へ変換しています。また、BCLK信号を元にLRCKとDATAをリクロックしています。

まあ、上記の処理は汎用ロジックICを使ってもわずか3個の構成で出来てしまうので、それで作っても良かったのですが、CPLDの勉強のためにCPLDを使ってみました。(実物と同じで回路図を描くことで実働プログラムが出来上がります)

このシステムで音の良さに貢献しているのは、電源が全てバッテリーで運用している点もあると思います。DAC側(CPLDも含め)はビデオカメラ用のリチウムイオン・バッテリーで、raspi3Bはモバイル・バッテリーを使っています。

このDACチップの評判は以前から他の方のブログで知っていたのですが、やっとまともに聴けるシステムが出来ました。いつまでも音楽に浸っていたい、そんな気分にさせてくれます。