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遙々今回はオランダから届きました。PC Engines社のapu2e2というマシンです。

ご覧のように2台目となります(上のブルーの筐体)。以前からあるものは、apu2c4というものです。
分類上はx86_64でインテルアーキテクチャーのPCです。3枚目写真のとおり、本来は産業用の組込マシンとしての用途のようですが、これにLinuxを走らせてデジタル音楽の再生マシンとして利用します。

再生側の仕組みとしては、Raspi4をメインとして、Symphonic-mpdを利用させてもらっています。本当に素晴らしい音楽が聴けるパッケージですが、少し前に開発者様の精力的な開発のおかげで「AoE」(Audio over Ether)という仕組みが開発されました。

これは大雑把に云うと、ネットワーク越しにフロントエンドとバックエンドという2台の再生機器に負荷を分散させる形で音質向上を図ることを目的とした仕組みなのですが、詳細なところは素人なので分かりません(^^;

更に最近、フロントには従来のRaspi用だけでなくx86_64マシン用も用意されたので、このapu2でもありがたく利用させてもらっていますが、残念ながらバックエンドはRaspi4専用のみとなっています。よって、apu2の2台構成ではAoEの仕組みは今のところ使えません。

折角、x86_64マシンが2台揃ったので、昔同じ開発者様が提唱された「PPAP」というものを構成してみました。「ncat」と「aplay」という2つの実行コマンドで出来てしまうので、簡単に実験できます。

PPAPと云っても、かつて一世を風靡したあのピコ太郎さんの話ではなく、またパスワード付きのzipファイルのことでもありません(^^;

「piped pcm audio play」の略だそうで、既存の仕組み(コマンド)をうまく組み合わせた「目から鱗」的発想でとても理にかなった仕組みでした。まあ、ここら辺りを語り出すと、いくらLinux初級者の私でも止まらなくなってしまいますので、ここらで止めておきます。興味がある方はググってみてください。

それで結果なのですが、シンプルな仕組みなのですが、やはりRaspiとは異なりx86_64マシン2台の安定感からか、AoEにはかなわないにしてもなかなかの音で楽しめます。当面の間は、これでデジタル音楽再生を楽しんでみるつもりです。